カラーリングの仕組みと髪への影響、正しいケア方法

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カラーリングの仕組みと髪への影響、正しいケア方法

ヘアカラーは、私たちの髪を美しく彩るだけでなく、髪の内部構造にも影響を与える化学的なプロセスです。 この記事では、カラーの染毛の仕組みと、その過程で髪に変化が起こる、そして正しいお手入れ方法について詳しくご説明します。

1. ヘアカラーの染毛の仕組み
ヘアカラーのプロセスは、大きく以下のステップに分かれます:

出典:https://www.lebel.co.jp/laboratory/column/183248/

①キューティクルを開く
髪の表面を眺めるキューティクルを開くことで、カラー剤が髪の内部に浸透できる状態にします。このプロセスでは、アルカリ成分(アンモニアなど)が使用されます。

②メラニン色素の脱色(ブリーチ作用)
髪の色を決めるメラニンを分解し、明るい色を与えます。 これは、酸化剤(過酸化水素など)の働きによるものです。 明るい色にするほど、メラニンが多く分解され、髪への負担も大きくなります。

③ カラー成分の発色
分解された髪の内部に、色素分子が浸透して結合し、髪の色を変えます。このとき、色素分子が髪の内部でしっかり定着することで、色の持ちがよくなります。

2. カラー後の髪はどんな状態になる?
カラーリングによって、髪には以下のような変化がございます:

・キューティクルのダメージ
アルカリ成分によってキューティクルが開き、髪の表面が荒れやすくなります。その結果、髪のツヤが失われて、途中がパサつくことがあります。

・内部の栄養分や水分の流出
キューティクルが損傷すると、髪内部の栄養分や水分が流れやすくなります。これが、髪の乾燥やハリ・コシの低下につながります。

・色落ち
キューティクルがしっかり閉じていないと、色素分子が外部に流れ出しやすく、色落ちが早まります。

3. カラー後の髪に必要なケア
カラー後の髪を美しく健康的に守るためには、以下のケアが必要です:

① 髪の保湿と補修
カラーによって大切な水分や栄養を補うことが最優先です。

効果の高い保湿トリートメントを使う。
ヘアオイルやミルクタイプのアウトバストリートメントで、髪に潤いとツヤを感じます。
②キューティクルを守る
キューティクルを保護し、色落ちを防ぐことが重要です。

カラー専用のシャンプーを使用します。
髪を洗った後は、必ずドライヤーで乾かしてキューティクルを閉じます。
③ ダメージケア
髪の内部を補修し、ダメージを軽減するアイテムを取り入れましょう。

ケラチン配合のトリートメントで髪の構造を強化。
サロンでの集中ケア(トリートメントやヘッドスパ)を定期的に行っております。
④ 紫外線対策
紫外線は髪の色落ちやダメージの原因になります。

UVカット効果のあるスプレーやミストを使用します。
帽子や日傘で直接の紫外線を恐れます。
4. 日常生活で気をつけたいポイント
カラー後の髪を守るために、日々の生活でも以下に気をつけましょう:

洗い髪の頻度は控えめに
毎日の洗い髪は避け、必要に応じてお湯で流すだけする日を作りましょう。

お湯の温度はぬるめに
38℃程度のぬるま湯がキューティクルへの負担を軽減します。

摩擦を気にしない
タオルドライの際は、髪を優しく包み込みますように拭きましょう。

まとめ
ヘアカラーは髪を美しく変える裏、ダメージが伴うプロセスです。 髪の状態をしっかりと、適切なケアを行うことで、カラー後の美しさをゆっくりさせることができます。ダメージを最小限に抑える技術と、アフターケアのアドバイスを行っております。お悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください!

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