寒さが厳しくなってくると、「なんだか頭がかゆい」「フケが気になる」と感じる方が増えてきます。冬の乾燥した空気は、顔や手だけでなく“頭皮”の乾燥も引き起こす季節。
実はこの“頭皮の乾燥”こそが、かゆみやフケ・赤み・湿疹などのトラブルの大きな原因なんです。今回は、秋冬に意識したい頭皮ケアのポイントをご紹介します。
■ 頭皮が乾燥してしまう原因とは？
冬は空気が乾燥しているだけでなく、暖房によって室内の湿度も下がりやすくなります。さらに、夏に浴びた紫外線ダメージの蓄積や、寒さによる血行不良、頭皮常在菌のバランスの乱れなども乾燥を悪化させる原因です。
季節が変わっても油断せず、正しい洗い方と保湿ケアで頭皮環境を整えることが大切です。
■ 頭皮の乾燥が招くトラブル
乾燥した頭皮は、バリア機能が低下しやすく、かゆみ・フケ・炎症・ニキビなどを起こしやすくなります。
また、頭皮と顔の皮膚は一枚でつながっているため、頭皮がたるむとお顔のたるみにも影響することも。健やかな髪と肌のためにも、頭皮のうるおいを保つケアは欠かせません。
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■ 今日からできる頭皮ケア習慣
1. 頭皮に優しいシャンプーを選ぶ
洗浄力が強すぎるシャンプーは必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥を悪化させます。
おすすめは、植物由来のアミノ酸系など、マイルドな界面活性剤を使用したシャンプー。髪や頭皮のタンパク質を守りながら、うるおいをキープしてくれます。
また、耳の後ろやうなじなどの“すすぎ残しやすい部分”を意識し、しっかり洗い流すことも大切です。
2. マッサージで血行促進
シャンプー前にヘアオイルを使って軽く頭皮マッサージを行うと、硬くなった頭皮を柔らかくし、うるおいを与えることができます。
指の腹で優しくもみほぐし、ホットタオルで15分ほど温めてからシャンプーを。
洗髪後にはヘアトニックをなじませてマッサージすることで、血行が促進され、健やかな地肌とツヤのある髪を育てます。
3. ドライヤーでしっかり乾かす
濡れたままの頭皮は雑菌が繁殖しやすく、かゆみや臭いの原因になります。
自然乾燥ではなく、必ずドライヤーでしっかり乾かしましょう。
ただし熱風を近距離で当てすぎるのはNG。タオルで水気を取ってから、ドライヤーを10cm以上離して当て、乾き際は温風から冷風に切り替えると◎です。
冬の頭皮は“乾燥”と“血行不良”がトラブルの原因。
頭皮をいたわる優しいケアで、かゆみやフケのない健やかな地肌を保ちましょう。潤った頭皮は、美しい髪を育てる土台です。
サロンでのスパメニューや保湿系スカルプシャンプーも、冬のケアにとてもおすすめです。ぜひこの季節に見直してみてくださいね。
